
はじめに
筋トレをしていると、
よく耳にする言葉。
「今は減量中です」
「そろそろ増量に入ります
この“増量”と“減量”というフェーズ、
なぜ分けて行うのでしょうか?

理由はシンプルで、
一度に「筋肉を増やしながら脂肪を落とす」のは
非常に難しいから。
筋肉を増やすには
「栄養を余らせるカロリーオーバーが必要」
一方、脂肪を落とすには
「栄養を削るカロリー不足」が必要。
つまり、
筋肉の合成と脂肪の燃焼は、
矛盾する条件の上に成り立っているんです。
そのため、
多くのトレーニーや
ボディメイクを志す人たちは
・まずは「増量期」で筋肉をつける
・次に「減量期」で余分な脂肪を削る
というステップを分けて進めます。
この”メリハリをつけたアプローチ”こそが、
最短で理想の身体に近づくための戦略なのです。

次の章では、筋肉を増やす工程である
「増量」について詳しく解説していきます。
第一章:増量期の栄養戦略
ご説明したように、
増量期とは、筋肉を育てるために
「カロリーを余らせる」時期です。

しかし、「とにかく食べればいい」
という考え方は、
効率の良い筋肥大からは遠ざかります。
✔️ただ太るのではなく、“筋肉”を増やすことが目的
増量期で意識すべきは、
“脂肪を最小限に抑えながら
筋肉を最大限増やす”ということ。
このために必要なのが、
PFCバランスを意識した戦略的な食事設計です。
✔️増量中の基本的なカロリー設定
まず目安となるのが、
👉 「基礎代謝+500kcal」を毎日しっかり摂取すること。
たとえば、基礎代謝が1,600kcalの人なら
→ 目標摂取カロリーは 2,100kcal〜2,300kcal。
この中で重要なのは、
筋肉の材料となる
「タンパク質」と、エネルギー源である「炭水化物」の
バランス。

・ タンパク質:体重×2g
・炭水化物:体重×4〜6g
・脂質:全体の20〜25%程度
体重60kgの人なら、
・タンパク質:120g
・炭水化物:240〜360g
・脂質:50〜60g ほどが目安になります。
✔️増量期あるある:「一食だけ頑張っても意味がない」
増量中は、1日の合計摂取量が最も大事。
「夜にステーキを食べたから今日はOK」ではなく、
朝から夜まで全体を通して“狙った量”を摂る習慣が必要です。
そのためには、
・3食+間食で小分けにして摂る
・トレ前・トレ後にしっかりカーボを入れる
・プロテインやマルトデキストリンを活用する

など、“確実に摂りきる工夫”も
ポイントになってきます。
第2章:減量期の栄養戦略
減量期は、脂肪を落としながら
筋肉をできる限り守るための期間です。
ここでも「とにかく食べなきゃいい」という
極端な考え方はNG。

むしろ、食べる戦略こそが、
体の“引き締まり方”を左右するんです。
✔️減量=食べない?その思考が筋肉を分解します
初心者がやりがちなのが、
「カロリーさえ減らせば痩せるでしょ?」
という“無計画なカット”。
でも、それでは…
・代謝が落ちてリバウンドしやすくなる
・筋肉が削られて痩せにくい体に
・トレーニングの質も下がって悪循環に
と、せっかくの努力が水の泡になります。

✔️減量期のカロリー設定とPFC目安
増量期と違い、減量期では
「基礎代謝−300〜500kcal」 をベースにします。
【例】基礎代謝1,600kcalの場合
👉 目標摂取カロリー:1,100〜1,300kcal(※活動量により調整)
ここでも大事なのは、PFCの内訳。
・タンパク質:体重×2.0〜2.5g(筋肉維持)
・炭水化物:体重×1〜3g(トレ内容に応じて)
・脂質:全体の15〜20%程度(ホルモン維持)
減量中も、筋肉を守るために“タンパク質は絶対に削らない”
のが鉄則です。

✔️減量期の“タイミング戦略”が超重要
少ないカロリーの中で効果を最大化するには、
摂取のタイミングも意識。
・トレ前:糖質でパフォーマンス維持(例:バナナ・和菓子)
・トレ後:タンパク質と糖質で回復促進
・夜:脂質を控えて消化の良いものを
このように“摂るタイミングで差がつく”のも、
減量期のポイント。
第3章:共通点と大きな違い
増量と減量は、
まるで逆の方向を目指しているように思えますが、
実は“共通点”も意外と多いんです。
増量と減量は、
まるで逆の方向を目指しているように思えますが、
実は“共通点”も意外と多いんです。
共通点①:「筋肉を守る/育てる」ことが大前提
増量でも減量でも、筋肉を守る・育てることが最終目標。

だからこそ両方に共通して意識したいのが以下の3つ。
・タンパク質の確保(体重×2〜2.5g)
・トレ前・トレ後の栄養補給
・十分な睡眠・回復時間の確保
これを疎かにすると、
・増量では“脂肪だけが増える”、
・減量では“筋肉だけが落ちる”、
といった“最悪の結果”を招きます。
共通点②:「記録」がすべての鍵になる
どちらも大事なのが「数値を見える化すること」。
・体重や体脂肪率の変化
・食事のPFCバランス
・トレーニングの内容と重量の伸び
これらを“感覚”でやっているうちは、
伸び悩みやすい。
記録は、自分の行動を“戦略”に
変えてくれます。
「増量期=楽」「減量期=ツラい」というイメージを
持たれがちですが、
どちらにもそれぞれのしんどさと
テクニックがあることを忘れずに。
最終章:目的に応じた“食べ方”があなたの体を変える
増量期と減量期、
どちらが正しいという話ではありません。
大切なのは 「今の自分の目的に合った食事をしているか?」
ということ。

筋肉を大きくしたいなら、
・摂取カロリーが足りているか?
・トレーニング後に栄養が足りているか?
・PFCバランスは適切か?
絞りたいなら、
・急激に減らしすぎていないか?
・筋肉を落とさない栄養摂取ができているか?
・日常の活動量と合わせてコントロールできているか?
一人ひとり生活スタイルも違えば、
消費カロリーも違う。
誰かの真似だけでは体は変わりません。
あなた自身の今の目標に合わせて、
“何をどう食べるか”を見直すことで、
これまで停滞していた身体も、
グッと変化を始めていきます。

アウトプットしてみましょう💬
✅ あなたは今、増量期?減量期?
✅ 1日の摂取カロリーと目的のギャップは?
✅ 今日の食事、目的に合っていましたか?
この3つを、
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行動する人から体は変わります。
小さな確認でもOKです。
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